11月28日、一関市で開催された「自治会長サミット」。
いちのせき市民活動センター主催のこの事業、今回、いちのせき市民活動センターさんのご厚意により、大迫地区の公民館長(自治会長)の皆さん等が参加させていただくことになり、大迫地区の地域づくりのお手伝いをさせていただいている当法人の代表も一緒に研修させていただきました。
とても有意義だった事例発表&交流
今回の開催会場は、一関市の川崎市民センター。
そして自治会長サミットの流れは、2地区の事例発表 ⇒ 感想や気づきのワークショップ ⇒ クルージング というもの。
一関市の2地区の自治会の発表は、先進事例として参考になるとともに、市町村は違えども同じ悩みを抱えているんだなぁ・・・ということがわかりとても有意義なものでした。
また、大迫の公民館長さんは他地域の事例を学ぶとともに、一関の自治会長さんと情報交換するなどして交流を深めていました。
本当に今回は、とてもいい機会だったなぁ・・と実感しました。
一方で、こうやって、他地区の事例を学ぶという機会が花巻市の自治組織(コミュニティ会議も含めて)では少なすぎるというのも痛切に感じました。
花巻市の行政区長や公民館長の研修は、例えば先進地の市町村の職員からのレクチャーであったり、観光地の視察だったりすることが多いのですが、こうやって、他地域で実践されている方の事例、交流という機会はほとんどないのではないでしょうか?
また、コミュニティ会議の視察研修も被災地の訪問など、有意義な面もあるのですが、それが地域づくりの実践につながっているかというとなかなか難しいものがあります。
今回、視察にいった方々からは、「とても有意義だった」「勉強になった」という声が聞かれましたし、実際に実践できるヒントがたくさんあったので、大迫地区の公民館でも実践できればいいなぁと思いました。
中間支援の重要性を再認識!
今回、もう一つ痛切に感じたことは「中間支援の重要性」ということです。
今回、「自治会長サミット」を主催したいちのせき市民活動センターは、中間支援組織として、一関市の協働のまちづくりをすすめています。
今回も、それぞれの地域担当スタッフの方が自治会のサポートとして地域に入り、動画の撮影やプレゼン資料のお手伝いをされています。
これは「中間支援組織」だからこそ、そしていちのせき市民活動センターだからこそ、細かく、そして地域と一体となったサポート体制ができるのだと思います。
決してディスるわけではないのですが、「市の担当職員⇔コミュニティ会議の役員」といった関係で動いているだけでは、コミュニティ会議どうしの横の広がりも自治会も含めた細かな地域づくりのサポートも難しいと思います。
地域づくりのあり方を見直していかなければならない!と本当に痛感させられる研修となりました。
最後に
今回、無理をいって、参加を認めていただいたいちのせき市民活動センターの小野寺さんをはじめスタッフの方々、本当にありがとうございました。
この場を借りて心から御礼申し上げます。
そして、大迫の公民館長さんをはじめ、今回研修に参加していただいたみなさん、お疲れさまでした。
この研修が有意義なものとなるよう、そして実践につながるよう、大迫地区の地域づくり、引き続きサポートしていきたいと思います。