「プログラミングって正直なんのことかわからない」
「将来役に立つらしいけどイメージがわかない」
という声が、子どもを持つ親の方から聞こえてきます。
教育の現場でも、2020年に改定される新学習指導要領に基づき、小学生の段階から「プログラミング学習」に取り組むことになりますが、現場の先生方も「???」というのが正直なところのようです。
8月27日に、アクティブP&Cさん主催で開催した「親子でプログラミング」は、そんな背景もあってか、親子25組、60名を超えるたくさんの方に参加していただき、プログラミングの考え方、基礎を学びました。
たくさんの方に参加いただいたので、前半、後半と2組にわけて開催した「親子でプログラミング」。
前半は、低学年を中心に、「プログラミングって何だろう?」、「プログラミングを体験してみよう」というテーマでやってみました。
誤解されている方もいるかもしれませんが、プログラミング学習は、何も「スクラッチ」とか「プログラミン」のような「ビジュアルプログラミングソフト」を使ってやることだけではありません。
今回は、将棋の藤井四段が小さいときに使用していたという、話題の「キュボロ」を持っていって、
ちゃんと自分の設計通りにシステムをつくれば、ビー玉はゴールから出てくる・・・っていうこともプログラミング的な考え方なんだよ
とレクチャーしたり、
エアコン、テレビ、パソコン・・・etc、身近なところにプログラミングされた電化製品などがあって、「プログラミング」がない生活は考えられないんだよー
・・・ということを話したりしました。(わかってくれたかナー)
そして早速のビジュアルプログラミング体験。
市内で活躍する鈴木先生を講師に迎え、「プログラミン」を体験します。
低学年は、キーボード操作ができない子が多いのですが、保護者の方に手伝ってもらいながら、マウスを動かしていきます。
いろいろな動きを指令して、実際に自分が指令したとおり動くかどうか、確かめながら進めていきます。
間違ったら間違ったところを見つけてやり直して確認して進む・・・これがプログラミングをする上でとっても大切な考え方です。
今回のメインは、花火の打ち上げ。
尺玉が打ち上げられて「自分で描いた花火」に変わるという作品。
時間をゆっくりしてみたり、違う種類の花火をあげてみたり、たくさんの花火を上げてみたり・・・
講師先生が同じように指導しても、それぞれオリジナルな作品が出来上がる・・・これもプログラミングの特徴です。
自分の創造力次第でやれることは無限大・・・プログラミングにはそんな力があります。
後半も高学年中心に同じように楽しみました。
(さすが、高学年はのみこみが早いわ~)
終わった後のアンケートの8割が満足、2割がやや満足という結果。
そのほとんどが「いい経験だった」「こどもに引き続きやらせてみたい」というものでした。
やはり、関心は持っているけど大人(学校も親も)どうしたらいいかわからないというのが「プログラミング」の現状のようです。
今回はアクティブP&Cさん主催の事業でしたが、結学舎でも初級向け、中級向けのプログラミング講座をこの秋開講する予定としています。
子ども未来に向けて、志のある大人の方たちと協力しながら、プログラミングに触れる環境を構築していきたいと思います。
秋の講座の内容はあらためてお知らせいたしますが、ぜひ、参加してみてください。楽しいよ~。