9月23日に開催した、アクティブP&Cさん主催のアクティブホリデースクール「親子で合氣道教室」。今回は、親子8組、計17名の方に参加していただきました。
今回、合氣道のご指導をいただいたのは、
心身統一合氣道会 祐心館道場の福田伸寛先生、及川慎治先生です。
参加された方は、もちろん合氣道は初めて。合氣道ってどんなことをするのか、みなさん興味津々です!
まずは、柔軟体操から。
次に、あぐらで座り、後ろに転がります。このとき、後頭部を畳に打ち付けないように氣をつけて…ポイントは、心を前に向けておくことだそうです。指で前を指しながら、後ろにコロンと転がったら、起き上がります。
けっこう難しい!?
合氣道では、攻撃をすばやくよけるために、足の指先に意識をむけるようにするそうです。そう言われてみると、私は普段、かかとに意識が行っているような気がしました。
足の指先に意識が通うようにつま先立ちで全員一列に並んで歩きます。
少し身体がほぐれてきたところでしょうか、こんなこともします。
子どもたちに大人気の“帯ジャンプ”。先生が道着の帯を持って、ビュンっと畳の上を這わせるように素早く振られるのですが(写真では素早すぎて、帯が消えています^^)、子どもたちは引っかからないようにジャンプします。帯に当たらないようにするためには集中力を必要としますが、みんなさすがです!前から、後ろからやってくる帯を笑顔で、軽やかに^^跳んでいきます!
みんなジャンプのタイミングがつかめてきたかな♪というところで、次は連続ジャンプに挑戦!
1、2、3、タイミング、ばっちり!
高く跳ぶためには、タッチする目標の手に心を向けることが大切。
合氣道では“氣を通す”と言うそうですが、福田先生のお話では、
「例えば仕事などでも『今日のスケジュールはどうなっているかな?』と、一日の予定に心を向ける=氣を通しておくと、一日がスムーズに進みやすい。けれど、なんとなく始めてしまうと、うまくいかない。心は何かにとらわれやすく、そのままにしておくと不都合が生じるので、氣を通しておきましょう。」とのことでした。
みんなのお父さんやお母さんの手に心を向けて次々にジャンプしていったら、みんなに氣が通ってひとつになったような…そんな楽しい雰囲気になっていました。
そうこうするうちに、なんともう技(わざ)に入っていくようです!みんな真剣な眼差しで先生を見つめます。
初めて教わった技は、“胸突き小手下ろし”。
パンチしてきた腕をくるっとまわりながらよけて、腕をつかんでクルクルまわり…あれっ!?、後ろにコロン!「ちょっと待ってください、今のどうやったんですか!?」というくらい簡単に、パンチしてきた相手を後ろに倒してしまう技です。
その秘訣は…「相手と心を合わせること」
決して相手に逆らおうとしないで、相手の心がどちらに向いているのかを感じ取りながら、心を合わせて動いていく…
そして重力にも逆らわず、つかんだ腕をいったん下にさげてから上げて、相手の指先を“のり巻き”を巻くように丸めて下げると…後ろにコロン!といくのです。
先生に手取り足取り教えていただきながら、夢中で技の習得に励みます。
親子で組になって、心を合わせて技を行ったこのひととき…どなたも笑顔で、とても楽しんでいらっしゃるようでした。
福田先生は、「合氣道は相手をよく見ること、相手をコントロールしようとしないことが大事。」とおっしゃいます。そして、「合氣道が上達するためには、心のあり方がとても大事で、合氣道を通して相手を理解する心が働いて、それが次第に身について、人として成長していくことにも繋がっていく。」と話されていました。
最後に、風鈴を鳴らして、音を静かに聴いて、心を鎮めます。(福田先生は、毎朝御鈴を鳴らして、心を鎮めていらっしゃるのだそうです。)
そして、まっすぐ前を向いて視界を広く保ち、福田先生直伝の静かで自然な呼吸法で心を整えて、親子合氣道教室は終了しました。
参加されたみなさんからのアンケートでは、「楽しかった」「ためになった」「前から興味があり体験できてよかった」「ていねいに教えていただいた」などのお声をいただきました!
最後になりましたが、今回、福田先生、及川先生には、初心者にもわかりやすく、丁寧にご指導をいただきましたことに心から感謝申し上げます。
合氣道といっても、見たり聞いたりしたことがあっても、実のところどういうものなのか、なかなかわかりにくいかもしれません。実際にやってみて、その魅力に驚かれた方も多いと思います。
心身統一合氣道会 祐心館道場では、子どもクラス、一般クラスなどがあり、現在岩手県内を含め東北各地でお稽古をされています。(現在、花巻教室は毎週水曜日に石鳥谷体育館で)
もし、これまで体験する機会もなくて知らなかったけど、合氣道に興味がある!という方がいらっしゃいましたら、道場では実際にお稽古を体験させてくださるそうですので、ぜひこちらまでお問い合わせになってみてください!