運の転機をつかむために
「運転者」 喜多川泰著(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
なんか流れが悪いなぁ…と、ふと気づく
でも、それがあまりにも些細なことだったり、忙しすぎたりすると、
「どうして?」とは考えず、なんとなくそのままにしてしまうことってありますよね。
そして、ラッキーなこと、嬉しいことがあったときも、どうしてそんないいことが起こったのか、
原因を考えるなんてこともあまりしないのではないでしょうか。
でもこの本を読むと、いいことが起きるのも悪いことが起こるのにも、そうなった「きっかけ」があったはずだということに気づかされます。
それを捕まえられるアンテナがすべての人にあると思ってください。~本文P.129より
「運の転機」を捕まえることができるようになる、ある秘訣。
それは言ってしまえば、なぁんだそんなことかと思ってしまうようなことなのですが、それを日常の中で継続して行うことはほとんど無理(笑)。
それでもこの本の主人公は、様々な悩みを抱えながらも、あるタクシーの運転手と出会ったおかげで徐々にその秘訣をじぶんのものにしていきます。
その様子に、読んでいる私たちも自分の人生を重ね合わせて、いつしか夢中になって「喜多川ワールド」に入ってしまうことに…。
起こる出来事の数々は、仕組まれたことと思いながらも、想定外の展開に目が離せなくなります。
中高生や学生、その親世代に
この本は、書店によっては自己啓発関連に置かれているところもありますが、小説仕立ての自己啓発本、といった感じなのでしょうか。
著者は学習塾を経営している方ですので、中高生や学生、そしてその親世代に向けたメッセージが多く込められているように思います。
ちょっと不思議なストーリー、そして人生の気づきもあり、という「運転者」。
読んだみんなが「おもしろかった、感動した!」という現象がTERACCOで発生しています。
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