「伝え」「調べ」「体を動かす」・・・体験を経験に変える学びを!!【冬のマイ★スタ!】12/27,12/28レポート

 

12月27日から始まった『冬のマイ★スタ!」。

まなび学園を会場に、市内外のたくさんの小学生に参加していただき、みんなでいろんな体験をしてみました。

今回は、12月27日、28日に行われた「冬のマイ★スタ!」をピックアップしてレポートしてみます!

いろいろなゲームでコミュニケーションを学ぼう!

この「冬のマイ★スタ!」。
昨年行った体験塾も含めると、長期休みの子どもの体験育成事業は5回目となります。

5回目ともなると常連の子どもたちもたくさんいるんですが、初めて参加する子も含めいろいろな学校からたくさんの子が集まる初日はやはり緊張するもの。

そのため、毎回初日は和やかな雰囲気になるよう「コミュニケーションゲーム」をして楽しんでいます。

12月27日に行った「コミュニケーションゲーム」は、「トータス」「マシュマロ・チャレンジ」「キャップタワー」の3つ。

全部、かなり面白いゲームなんですが、その中でも今回は「トータス」をご紹介します。

いろいろなゲームをやるときはいつもはこちらで準備するのですが、今回はゲームの内容を教えないで作業からはじめます。

まず、紙コップの底の下側に1から9までの数字のシールを貼っていきます。

「1」は10個、「2」は9個、「3」は8個というふうに、「1」を多めに、数が大きくなるに従ってシールの数を減らしていきます。

シールを貼ったらコップを裏返して、ゲームの開始です。

ルールはいたって簡単。人数は4人1組がベストだと思います。
まず、神経衰弱の要領でコップの裏をめくっていきます。
めくって出た数字を足していって「10」になるまでめくり続けます。
見事足して「10」になったらその紙コップを取ることができます。
もしも「10」以上になったらアウトで次の人へ・・・。

普通の神経衰弱と違って、偶然性が高いゲームなので、低学年の子がたくさん紙コップをゲットするということも・・・。

時間がなくて、ゲームの回数が1から2回となってしまいましたが、やってみればけっこう楽しいです。

子どもたちも、ゲームを楽しみながら緊張がほぐれてきた感じでした!

親戚の方などが集まる年末年始に大勢でやってみても楽しいと思います!!

 

いろんなことを調べてみよう!「パソコン体験」

今回の「冬のマイ★スタ!」で、子どもたちが楽しみにしていたことのひとつにパソコン体験があります。

「パソコンにはじめて触るので楽しみにしてる!」という低学年の子もいれば、「パソコンでゲームをしてみたい!」「you tubeがみたい!」などと話す高学年の子どもたちもいましたが、今回は、なかなか家ではできない体験をさせてみよう!ということで、「情報リテラシー」「調べ学習」をしてみました。

 

子どもたちに知ってほしい「スマホ、インターネットのルール」

今回参加した子の7割がゲーム機を持っていて、半分の子が家でインターネットを使った経験がありました。

スマホやインターネットを家で保護者の方や家族の方と一緒に使用するのは全く問題ないと思うのですが、やはり子どもが一人だと心配です。

もちろんフィルタリングなどの機能で、危険なサイトをブロックできますが、「you tube」などの動画サイトから危険な情報を入手したり、LINEなどのネットワークで不特定多数と知り合いになったり・・・と、スマホ、インターネットの世界では、些細なことから危険なことに巻き込まれる危険性が潜んでいます。

今回、スマホやインターネットを使う前に、まず、スマホやインターネットのルールを子どもたちに知ってほしいと思い、わかりやすい事例を動画などで紹介しながら「情報リテラシー」について学びました。

低学年には難しいところもあったかもしれませんが、インターネットは危険なところもあるんだよ、ということがわかっていれば今のところはOK。
いずれにしろ、ご家族の方も関心を持って、よく話し合って「ルール」を決めて使う、ということがとても重要だと思います。

 

パソコンで「調べ学習」

高学年になれば、学校現場でもパソコンのソフトを使ってでいろいろな学習をします。

今回は、インターネット上にある子供向けの安全なサイトで、動物や植物、星座、仕事などのオンラインの図鑑から自分の興味のある分野について「調べ学習」をしてみました。

本の図鑑とは違ったビジュアル的な面白さもあって、興味津々な様子で調べている姿が印象的でした。

 

いろんなボールを使って体を動かす「バルシューレ」

今回新たに取り入れた「バルシューレ」

この2日間はとても寒く、会場の花巻小学校体育館も底冷えする寒さでしたが、子どもたちは寒さに負けず元気に体を動かしました。

1回、だいたい1時間から1時間30分くらいの時間で、10以上のプログラムを体験します。

同じプログラムだと子どもたちは飽きてしまうので、次から次へと様々なプログラムを展開していきながら、知らず知らずのうちに「空間認知能力」「コーディネーション能力」「戦略」「総合的な運動能力」などを伸ばします。

今回は、低学年、高学年とも一緒のメニューでやることが多かったのですが、本来はボール扱いに慣れていない低学年向けのプログラムなので、次回は低学年や運動の苦手な子中心にやってみたいと思います。

 

体験を経験に・・・1回で終わらせず「知識」や「スキル」を自分のものにする!

 

今回は、この他にも、「新聞づくり」「年賀状づくり」「絵日記」「いろいろな遊び(麦チョコうつし)」などいろいろな「体験」をプログラムに取り入れています。

子どもたちが、このような「体験」をして、「あー面白かった!」とか「ちょっとつまんなかった」とか、そういう感想で終わらせるのはちょっともったいない!と思っています。

せっかく、「体験」して味わった、「伝える」ことの難しさ「調べる」ことの楽しさ「運動する」ことの心地よさを「経験」に変え、自分の人生を切り開いてほしいと思うのです。

「体験」「経験」にするためには、面白いなぁ、興味があるなぁ・・・と思ったことは、自分でやってみること。
それが間違いなく、子どもたちの将来を創っていくのだと考えています。

ぜひ、ご家庭でも、お子さんの興味のあることをさまざま「体験」させてみて、「経験」につなげてほしいと思います。

 

さて、次回の「冬のマイ★スタ!」は1月4日、5日になります。

次回は、「海外文化を知る」ことや「創作体験」をしてみます。

特に1月4日は、まだ定員に余裕がありますので、いろんな体験をしてみたいという方はぜひ参加してみてください!

よろしくお願いします!!