11月16日、17日とコミュニティ会議を訪問してきました。
せっかく訪問してきたので、コミュニティ会議がどのような活動をしているか、報告してみようと思ったのですが、11月16日の宮野目コミュニティ会議訪問時には、カメラを忘れてしまう始末・・・。
あらためて、宮野目コミュニティ会議に訪問し、写真を撮影してから報告するとして、今回は11月17日に訪問した「外川目地区コミュニティ会議」をご紹介します!
外川目振興センター(旧外川目小学校)を拠点として活動する「外川目地区コミュニティ会議」
外川目地区コミュニティ会議の事務局は、旧外川目小学校である外川目振興センターの中にあります。
この日は、寒かったものの青空で、小高い丘の上にある外川目振興センターの姿も輝いて見えます。
ちなみに、旧外川目小学校のグラウンドは、ナイター設備もあり、地域の野球練習などで活用されているそうです。
地区外の方も使用可能ということでしたよ~。
さて、外川目地区は、花巻市の大迫地域の東部にあり、遠野市と隣接している地区です。
大迫地域は「神楽」が有名ですが、この外川目地区にも「八木巻神楽」という有名な神楽があり、そのほかにもさんさ踊りなど郷土芸能が盛んで、外川目地区郷土芸能フェスティバルという催しも毎年開かれています。
(フェスティバルでは、他地区の郷土芸能団体もお呼びしてお披露目するほか、地区の子どもたちも「神楽(しんがく)」という踊りを披露するそうです。)
また、猫山や火の又分教場跡など、宮沢賢治の作品のモデルではないか?と思われる場所も点在し、トレッキングツアーなども行われています。
そんな外川目地区の住民自治組織である「外川目地区コミュニティ会議」。
今回は、花巻市民活動支援センターの太田さんと当法人の代表似内の二人で訪問してきました。
外川目地区コミュニティ会議の課題は・・・
今回、訪問に対応していただいたのは、会長の佐々木さんと事務局の佐藤さん。
地区の課題や、苦労していることなどいろいろな話を聞くことができました。
その中でも特に印象的だったのが、外川目地区では、地域課題の解決に向けて「ワークショップの手法」を取り入れ、いろいろと話し合いをしているという点。
昨年、市が主催するコミュニティ会議10年を検証するワークショップも行われましたが、外川目地区独自で「女性によるワークショップ」を数回開催し、地区の課題について話し合うなど、住民が主体的に取り組んでいる様子が伺えました。
また、人口が少ないため、集落のほとんどの住民が協力して活発な活動をしている(集落を単位とした地域活動が盛んである)部分は、他地区の参考になる事例かもしれません。
そして、今年からは、大迫の4地区が合同で取り組む事業も行っているなど、会長の佐々木さんは、現状に満足することなく地域づくりを前に進めるリーダーで、お話をさせていただき、私たちも非常に刺激を受けました。
ひとつ課題なのは、ワークショップででてきたさまざまな提案を、現在の事業を見直しながら、誰がどのような形で具現化していくかということで、新たな取り組みを行うのは、時間がかかるというお話もありました。
なかなか、難しい課題ですが、他の事例なども参考に、花巻市民活動支援センターなどの中間支援組織や当法人と協力しながら事業化を進めていきたいとのお話もありましたので、今後とも情報交換していきたいと思います。
ということで、外川目地区コミュニティ会議の訪問を終了しましたが、いかがだったでしょうか。
結学舎と花巻市民活動支援センターでは、できるだけ多くのコミュニティ会議を訪問させていただき、地域課題の解決のために、情報交換させていただきたいと思います。
なにとぞ、ご協力をよろしくお願いします!!