【春のマイ★スタ!!】第2ラウンドレポート

 

4月の3日、4日と、まなび学園を会場として【春のマイ★スタ!!】の後半戦、第2ラウンドを開催しました。

第2ラウンドは、「アート」や「コンピューター」などの屋内プログラムに加えて、屋外イベントも盛りだくさんで、春の日差しを浴びながら、子どもたちが元気に走り回る姿が印象的でした。

それでは、第2ラウンド、子どもたちの元気な様子をレポートします!

「ウォークラリー」(4月3日)

4月3日のメインプログラムは、ウォークラリー。

ウォークラリーといえば、街歩きをしながら制限時間内にチェックポイントを回ってくるのが、一般的ですが、今回は、指定された範囲内のチェックポイントをみつけながらクイズに答えるという「オリエンテーリング」に近い方法で楽しんでみました。

今回の場所は「鳥谷ヶ崎公園」。

ご存知、花巻城あとの公園です。ここには、たくさんの史跡があり、花巻地域の中心部(北側)を一望できる抜群のロケーションとあって、いろいろな調べ物をしたり、探検したりするには最適な場所。

26人が6班にわかれて、難題に挑戦しました。ちなみにこんな問題。

みなさん、わかりますか?

わからない方は、これからお花見シーズンでもありますので、ぜひ、鳥谷ヶ崎公園にお花見に行って、探してみてくださいね。

子どもたちも、制限時間が少なかったこともあり、なかなか苦戦していたようでした。

それでも、高学年の子が低学年の子をサポートしながら、みんなで相談しながら、時には走り回り難問にチャレンジしていました。(一応、走っちゃダメって言ったんだけど走りたくなるんですよね・・・)

 

「オイルパステルでアートを楽しもう」(4月4日)

4月4日には、オイルパステルをつかって、アートに取り組みました。

「オイルパステル」とは、クレヨンに似た画材ですが、油成分が含まれているため、クレヨンより柔らかく、盛り上げや伸ばしが可能で技法に富む画材です。(Wikipediaより)

その「オイルパステル」をつかって、今回は、リンゴを描いてみました。

ただ、リンゴを描くのではなく、そのリンゴの中身、味などを思い浮かべながら、リンゴの特性を思い思いに描いてみたのですが、それぞれに個性のある絵が描けたと思います。

 

「プログラミング」教室(4月4日)

今回の【春のマイ★スタ!!】の目玉のひとつでもある「プログラミング」教室。

「宝探し」と同様、「これをするためだけに申し込んだ」という子もいて、興味のあるプログラムなんだとあらためて感じます。

さて、今回の「プログラミング」は、IT関係に詳しい「鈴木さん」、「菅原さん」に指導していただきながら、文部科学省公認ソフト「プログラミン」をみんなで動かしてみました。

プログラミングは、「コンピューターの言葉をつかって、コンピューターを動かす命令を指示することにより、コンピューターを思った通りに動かすこと」とでもいえばわかりやすいんでしょうか。

すなわち、ゲームでもアプリでも、そのキャラクターが動くためには、こちらから指示する必要があり、そのためには、コンピューターで決められたルール・法則があるので、それを理解することが必要なわけです。

頭でっかちな大人はそんなことを考えながら、子どもに理解してもらおうとするのですが、子どもたちはそんなことはお構いなしに、いろいろな知識を吸収し、実際にキャラクターを動かしていきます。 

今回は、体験版ということで、それぞれが自由にプログラミングをしていったのですが、短時間の間に、複雑な動きをするプログラムを作った子もいて、「ウォークラリー」や「アート」に苦戦している子が、いきいきとプログラミングをしているのが印象的でした。

今回は、新4年生~新6年生、新中学生に限定したかたちでやってみましたが、3年生以下の子も「やってみたーい」という声があったので、低学年向けのプログラムも考えてみたいと思います。

 

「自然体験」(4月4日)

今回の【春のマイ★スタ!!】のラストを飾るプログラム「自然体験」。

今回は、夏の体験塾でもお世話になった「ドーバーファーム花巻市民の会」さんの畑におじゃまをして、農作業を体験しました。

「ドーバーファーム花巻市民の会」は、イギリス海岸付近で観光客に無料でボランティアガイドを行ったり、ゴールデンウィークや夏休み期間にイベントを行ったりしている一方、イギリス海岸近くの畑で、様々な野菜を育てています。

今回は、夏にお世話になった「ドーバーファーム花巻市民の会」の佐々木さんに教えていただきながら、「種芋(サトイモ)の芋堀り」「肥料まき」「畝づくり」「自家製たい肥の切りかえし」などの作業を行いました。

 

1時間20分という短い時間でしたが、普段、農作業などしたことのない子にとっては、見るもの、やることすべて新鮮なようで、学校の授業で行う「田植えや収穫」といった体験とはまた異なり、「作物をつくるためにはいろいろと手間がかかる」といういい体験ができたのではないかな、と思います。

特に「たい肥のきりかえし」。

強烈な臭いを発している中、低学年の子たちが、たい肥の切り替えしを頑張る姿をみて、少し感動しました。

子どもたちは体験する機会さえあれば、無限の可能性を発揮できる、と改めて思わせられました。

 

【春のマイ★スタ!!】まとめ

子どもには、ぞれぞれ得意分野、苦手分野があるのですが、実は、その子にとって本当に何が向いているのか、ということはわからないものです。

自分の得意な分野を伸ばすことは大事なことなのですが、この時期に、自分の得意な分野だけでなく苦手と思える分野もやってみることは大事なことで、この日は、「アート」、「プログラミング」、「農作業」というあえて分野が違う「プログラム」をやってみることで、隠れたその子の特性もみることができました。

ご家庭でも、ぜひ、いろいろな体験をさせてほしいなぁ、と思いますし、結学舎でもそのお手伝いをさせていただければ・・・と思います。

今回やった「プログラミング」、「自然体験」を含め、放課後、土曜日、日曜日を中心に、子どもたちの可能性を伸ばすプログラムを始めますので、ぜひ興味があれば参加してみてください。

(詳細はまた後ほどお知らせします)

新年度に入り、子どもたちは、1学年づつ進級(進学)しました。

そういうわけではないのでしょうが、今回の第2ラウンドをみると、子どもたちの成長が感じられた2日間でした。

さあ、明日から新学期、気持ちも新たに、遊びに、勉強に取り組んでいきましょう。

 

最後になりますが、5日間、参加してくれたみんな、講師の先生方、スタッフのみなさん、本当にありがとうございました。

また、よろしくお願いします。