いろいろな体験をしてきた「夏のマイ★スタ!!」の最後を飾るのは、夏恒例の「遠足プロジェクト!」
自分たちで行き先を決めて、公共交通機関を使いながら、いろいろな体験をしてみるという企画でしたが、昨年に引き続き、今年もいろいろありました。
そんな遠足プロジェクトをレポートします。
1週間前の話し合い「行き先が決まらない!」
この遠足プロジェクトの特徴は、「決められた予算と時間の中で、子どもたちが行きたい場所を(民主的に)決めて、そこの交通手段や料金などを自分で調べてみる!」というもの。
昨年は、子どもたちの経験と知識不足を考慮に入れず、ワークショップをした結果、「ゲームセンター」「大型ショッピングセンター」など、遠足とはかけ離れた意見が続出し、結局「釣り」と「プール」に分かれて行ってみることにしたのでした。
その結果は、なかなか惨憺たるものだったので、今年こそは、みんなが決めれるようにしたいなぁと思って、「る〇ぶ」とか「〇っぷる」などの旅行誌を使ったり、インターネットで調べ学習をしてみたりしながら、行き先を絞っていきました。
しかし・・・
民主的に、みんなが「そうだね」という形にはなかなかならず・・・
たとえば、
「カブト虫ふれあい童夢に行きたい!」(いや、なにも今回じゃなくても・・・)
「喜盛の湯!」(おうちの人と行こうね~)
「もぐらんぴあ!!」(時間と予算がかなりオーバーしてます)
「とうほくニュージーランド村!!!」(もうやってません・・・)
実は、主催者側のだいたいの思いというのもあるわけで、予算も1,000円程度で、ちょっと博物館的な施設とか、学校の遠足ではあまりいったことのない(穴場的な)施設とかで、それでいて結構近場な(公共交通がある程度充実している)ところをチョイスしてほしいな~と。
場所で言えば、盛岡、遠野、北上、奥州あたりでしょうか?
子どもたちは、そんな主催者側の思いとは裏腹に、時間も予算も無理目なところをチョイスしていくわけです。
でも、これって当たり前で、今の旅行はほとんど「自動車」。
目的地に一直線なので、東西南北の空間的な(時間的な)感覚が無いんです。
そして、たまに電車やバスなどに乗っても親がきっぷを買って与えるのがほとんどなので、どれだけお金がかかるかの実感がほとんどないわけです。
つまり、時間と予算がでれだけ掛かるかの実感がない・・・。
この条件下で、行き先を決定させるのは難しいなぁ・・・という感じでしたが、施設のアクセスと利用料金を調べさせ、ひとつひとつ潰していきながら、なんとか「奥州宇宙遊学館」に行くことに決めました。
(「いわて子どもの森」もなかなかいい選択ではあったのですが、予算がオーバーしてしまいました・・・)
ということで、次回、「奥州宇宙遊学館」ほか奥州市を巡る珍道中(?)をレポートしたいと思います。