【冬のマイ★スタ情報】外国語を通じて海外の文化に触れる

 

冬のマイ★スタ情報第4弾は、外国語(英語)と海外文化についてのプログラムのご紹介です。

今回は、1月4日と1月5日に英会話を学ぶほか、1月4日に「海外文化の体験」と題して、花巻に来ているアメリカ出身の方に海外文化についてお話していただくこととしています。

 

早期の英語教育に賛成?反対?

前回紹介した「プログラミング」と同様に、外国語も2020年から小学校の必修科目となります。

文部科学省では「英語教育の早期化」を目指し、小学校3年生から「必修化」、小学校5年生から「教科化」されることになります。

このことについては、保護者の皆さんの間でも、賛否両論あるのではないでしょうか?

例えば、

「より小さい頃から英語になれることが必要だ」と感じて、未就学の段階から英語スクールに通わせる方もいるかもしれません。

また、

「英語の前にまず母国語である日本語をきっちりと学ぶことが必要だ」と考える方もいらっしゃるでしょう。

 

これは、どちらかが正解ということではなく、小さいうちから英語(英語圏のものの考え方)に触れることは、「いろいろな出会いがコミュニケーション能力を高める」のところで述べた「グローバル」化が進むこれからの社会において、大きな効果があると考えています。

一方で、母国語である日本語をしっかり学ぶことはもちろん重要で、そもそも日本語の理解力がないと、英語はもちろんのこと、算数だろうが、理科だろうが、テスト問題の質問の意図がわからないので、点数も・・・ということになってしまいます。

 

「牛肉」=「cow meat」???

ここで、本当にあった英会話教室でのエピソードをひとつ・・・。

今から20年以上も前のこと、職場の研修として英会話教室に強制的に行かされることになったのですが、その英会話教室の先生からこういう課題が与えられました。

 

”私は牛肉が食べたいです” を英訳してください。

 

これに当時の後輩がこう答えました。

 

I want to eat cow meat

 

 

この答えに、先生を始め、受講生もみんな苦笑してしまったのですが、うーん、たしかに、「牛の肉」「cow meat」っていう発想は日本人的発想ですよね。

もちろん正解は 『beef』

 

でもこれって、考えてみるとなかなか興味深い。
そもそも英語圈(を含む欧州)では、もともと家畜は食べるものという文化であり、「pork」とか「beef」とか言葉として明確に使い分ける必要があったのに対し、江戸時代まで獣肉食を禁忌としていた日本では、そもそも言葉として豚の肉、牛の肉を使い分けるような単語は必要とされてなかったので、結果として「豚肉」「牛肉」となったわけです。

言葉を通して、海外と日本の違いを知ることができるいい事例だと思いませんか?

 

すなわち、小さい頃から英語を学ぶことによって、民族の違い、文化の違い、歴史の違いを学ぶことが出来る。

「英語教育の早期化」は、国際交流の発展、グローバルな人材育成にもつながることになるのだと思います。

 

ネイティヴスピーカーの方にも来ていただきます!

今回、「冬のマイ★スタ」では、基本的な英会話を楽しみながら学ぶほか、語を母国語とするアメリカ生まれの「ネイティヴスピーカー」の方をお招きして、海外の文化の紹介や、日本とアメリカの違いについてもお話いただくこととしています。

 

間違いなく、子どもたちにとって、素晴らしい経験となることと思います。

もちろん、素晴らしい経験だけではなく、英語への興味・関心も高まり、日本人によくありがちな「外国人コンプレックス」に陥ることなく、グローバルな大人となってくれたらなぁと思います。

そういう意味でも「外国語を通じて海外の文化に触れる」いい機会だと思いますので、ぜひ、「英会話」&「海外文化の体験」に参加していただければと思います。